#a 恋ヶ窪桃子


#a 恋ヶ窪桃子

素材石塑粘土 ラドール
ボークス HGグラスアイ
ボークス スーパードルフィー ヘアウィッグ SD用
塗装モデリングペースト+ジェッソ+アクリル絵の具
自作+ボークス アウトフィット ハイソックス・シューズ SD用

製作期間2001/8 ~ 2001/10・2006/3 ~ 2007/9

Special Thanks吉田 良先生・DOLL SPACE PYGMALION

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......やっと完成した。......長かった。

心......壊してたんだし、仕方ないんじゃない?

いや、でも、作り始めてから完成までに6年くらい経ってるんだよ。
さすがに、作りかけのパーツの状態が長かった彼女に謝りたいね。

それは......十分伝わっていると思うよ。

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今回は、『学校の怪談』 の桃子ちゃんがモデルなんだよね?

モデル......というか、そのものを再現するつもりだった......んだけど......

良い雰囲気だと思うよ。

桃子さんより、CVの 佐久間紅美さん ご本人に近くないか?
......と思ったり思わなかったり。

......どうだろう?
ん~、目の印象の感じは近いもね。

まぁ、それはさておき......

......さておき?

鬱状態の真っ只中で作っていたので、詰め切れなかった所がある。
顔の造形とか、頭身バランスとか、関節の球のサイズと噛み合いとか、左右の足の長さが違うとか......

そういうのは......挙げ出すとき切りが無いよ?

あ~、うん。まぁ......そういう感じで改善したいことがたくさんある。
その中でも、再現度は......もっと勉強しないとダメだね。

でも、フィギュアのようには行かないでしょ? 特に顔とかは。
......それを理解した上で、やろうとしているのはわかってるけどね。

うん。
二次元の絵の球体じゃない目を、球体の義眼で表現しよう......というあたりとかね。
でも、造形力次第で上手くできると思うんだよね。こういうの があるんだし。

......それプロの仕事

それくらい出来るようになりたい......ってことだよ。

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あと、制作の環境が変わって機材が整ってなかったこともあって......
塗装にも心残りがある。

良く見ると......白から微かに肌色が透けてるね。

最初に塗った肌色がちょっと赤が強すぎたんで、白を重ねたんだよね。
白から肌色が透ける感じは、思いがけず良い感じになったんだけど......

表面がちょっと粗い......?

そう。
使ったエアブラシの口径が小さかったのと、重ね塗りで塗膜が厚くなった......のが原因。
で、その塗装作業の質の低さを象徴するかのように、関節の接触する部分の塗装が剥げる......

でも、服を着せたら素肌はほとんど見えないよね。
外に出てるのは......脚と手首くらい?

粗が隠れるのはせめてもの救いだけど......心残りは心残りで、やっぱり残る。

そっか。

これも切りが無いので置いておいて、
服の下......ってことで加えて言うと、胴体を3分割して可動部を入れているので、
胸を反らしたり、腰を捻ったり、が一応できる。......可動範囲せまいけど。

......写真じゃわかりにくいね。

......うん。
ポーズの取らせ方も反省点に含めておこう。

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......でも、服自体の完成度は確実に上がってるよね。

それは......まぁ、自分でも驚いた。
上の服のボタン合わせとか、サイズでちょっと失敗してるけどね。
靴と靴下とヘアウィッグは、スーパードルフィー のを使ってる。

今までの簡素さから比べたら、FCからSFCくらいの進歩じゃない?

いや......

......?

そう例えるなら、SFCじゃなくてMDで。

......そこか。

『学校の怪談』© 講談社フジテレビアニプレックスぴえろ
※スーパードルフィー(Super Dollfie) は株式会社ボークスの登録商標です。© ボークス・造形村