M66
俺と
......キルマシーン
......と、言うわけで、自律型機動歩兵M66です。
......まだ引っ張るの?「俺とキルマシーン」。
今あるネタとしては、取り敢えず彼女で終わり。
......でも、いつかまた帰ってくるのかどうか、それは誰にもわからない。
何しろ、キルマシ......んぉわっ!
......電波届いた?
な、何も毒電波で強制終了させなくても......
だって、キリが無いんだもの......
......わかったよ。話進めるよ。
そう、そう。それで良いの。
M66は完全自律型の対人自動歩兵、平たく言えばロボット兵士である。
その体躯は大人と変わらぬものの、高性能AIと高出力パワージェネレーターを内蔵し、鋼鈑も引き裂くパワーと人間の反応速度をこえた俊敏さを発揮する。
しかし、フル出力で行動できる時間は短く、戦闘の合間には機体各部の放熱・冷却のため、運動量を極端に落とさねばならない。
センサーや関節以外の部分は頑強な装甲が施され、拳銃やアサルトライフルの弾丸くらいなら簡単に弾き返す。
行動モードが“攻撃”にセットされると、インプットされた標的を殲滅するまで作戦行動を続け、“防御”にセットされると作戦地域に身を隠し、侵入した外敵を抹殺する。
......キルマシーンだね。
左目にレーザーカッター、手の爪はそれぞれが独立したワイヤーアンカー、
行動不能と判断した時には自爆して内蔵しているライフル弾の複合体で全方位攻撃、
自爆後も残骸から(おそらく致死性の)ガス放出。
......キルマシーンだね。
目のレーザーは換装可能らしくて、二体出てくるうちの片方しか装備してないけどね。
で、攻撃力以上に防御力が凄くて、攻撃機のバルカンにも耐えてた。
さずがに関節部分は弱くて右肘を吹き飛ばされるのだけど、自爆装置を流用してか、
その千切れた自分の右腕を爆弾代わりに使うということもやってのける。
......キルマシーンだね。
それで......
関節の隙間から覗く内部機構とか、曲面で構成された装甲が美しい......と?
そう。
高速かつ精密なアクションとか、無表情に標的を追い詰める様が格好良い......と?
そう。
微かに聞こえる「ギュゥゥゥン」という関節駆動音が最高だ......と?
そう。
結局、いつもとあんまり変わらない気がするんだけど。
前にも言っている ように、ロボットらしいロボットが好きだからってことね。
それに......
......それに?
今さら僕が HMX-12 マルチ の良さだのを説きだしたら、それはもう町内大騒ぎ......
大騒ぎだね......
でも少し興味あるよね大騒ぎ......
『ブラックマジック M-66』 | © 士郎正宗・青心社 |
『GUILTY GEAR XX』 | © Sammy ⁄ ARC SYSTEM WORKS Co., Ltd. |
『フルーツバスケット』 | © 高屋奈月 ⁄ 白泉社 |
『To Heart Leaf Visual Novel Series Vol.3』 | © Leaf ⁄ AQUAPLUS |